月別アーカイブ: 5月 2016

大阪・奈良で建てる木の家づくり　～５月のまとめ②～

おはようございます。昨日は石膏ボードを現場に搬入させていただき、体の動きがロボットのような感じですが、次の日に筋肉痛になるのは若い証拠だと自分に言い聞かせて頑張ります！

昨日に引き続き、『木の家づくり』についてお話ししていきたいと思います。

木の家は炭素固定化による環境保全につながるだけでなく、資産価値のある住宅として、メンテナンスをしっかり施す必要があるお話しをさせていただきました。

メンテナンスの体制で、大手ハウスメーカーであれば定期点検やリフォームを含めた家歴情報をしっかり残している体制が整っていると思いますが、私がお勧めするのは、ご自身でも家歴情報を残しておくべきだという点です。

現在、クラウド上で図面や家歴情報を残しておく有償サービスもありますが、出来れば書類化しておき、いつでも持ち運びが出来るように準備しておきますと、改装時はもちろんのこと、売却等の時にでも価値を向上させる資料として、効力を発揮いたします。

残念ながら、そこまで準備されておられる方が少ないのが現状で、建てる側の提案が足りないからだと思います。「家歴情報の書面化」　は、今からでもご用意出来る方も多いかと思いますので、これを機に準備されては如何でしょうか？

明日から６月ですね。今年１年の折り返し時期となりますので、しっかりと足元を見つめ直しながら、元気に活動していきたいと思いますので、引き続きお付き合いの程、よろしくお願いいたします。

大阪・奈良で建てる木の家づくり　〜５月のまとめ①〜

おはようございます。先週はサミット開催でいつもとは違う１週間を過ごさせてもらいましたが、皆様にとってはどんな１週間でしたか？今週も新たな気持ちで頑張りたいと思います。

５月も今日、明日の２日となりましたので、『木の家づくり』について話をまとめていきたいと思います。

ずっとお伝えしていることなのですが、家づくりは建てて終わりではなく、メンテナンスを考えると、建築会社との長いお付き合いが必要になってきます。資産価値のある家、暮らしやすい家、リフォームしやすい家等々、オーナーの価値観で家の定義は違うと思うのですが、オーナーの想いを汲み取りながら、沢山の業者が力と知恵を結集して出来た住宅は、大きな価値がある国の資産でもあると私は考えます。

その住宅が木造であれば、自然の循環を考えても環境保全につながる日本の風習であるようにも思えるのです。木は私達の心を癒してくれる大きな力を持っていて、日本の文化であると言われる所以もそこにあると思います。

破壊と創造を繰り返すのではなく、循環型社会を構成するために、リサイクルしやすい木を惜しみなく使う木造住宅の建築を、私達はこれからも勧めていきたいと思っております。

明日もこのお話を続けていきますね。今週も元気に頑張りましょう！

奈良県で建てる木の家づくり　～住宅の耐震化②～

おはようございます。昨日からサミットが開催され、大阪の地下鉄駅構内でもごみ箱が閉鎖されていたりするので、現地はもっと重々しい雰囲気なのでしょうか？無事に終わることを切に願っております。

昨日に引き続き、『住宅の耐震化』についてお話ししていきます。

『住宅の耐震化』について、不安に思っておられる方も多いかと思いますが、まずは建築図面を元にどのような耐震化を進めていくのかを計画することがとても大切です。

そのためには、まず「耐震診断」を実施され、住まいの状況がどうなっているのかを把握されることから始められては如何でしょうか？

昨日のお客様も行政から申請に対する補助金が支給され、無償で受けられるよう、手配をされておられます。生駒市におきましては、診断費用の２/３（上限２万円）を補助してくださるそうですし、５６年以前の建物では建築図面が残っていない事例も多いので、図面を作成してもらえて、補強すべき箇所も把握出来るので、おすすめです！

どんなことでも、まずはしっかりとした計画が必要なのですね。仕事においても段取りを大切にしているのですが、これからも先々を考えながら、一つずつ丁寧に実践していきたいと思います。

明日、明後日はブログの更新をお休みいただき、次回は５月３０日（月）となります。皆さま、良い週末をお過ごしくださいませ。

奈良県生駒市で建てる木の家づくり　～住宅の耐震化①～

おはようございます。昨日から天気が崩れていますが、今日から伊勢志摩サミットが始まりますね。日本のすばらしさが各国の代表者に伝わり、『もてなし』と『しつらえ』の心で今日、明日と無事に過ごされることを切に願っております。

昨日、『生駒市における住宅のエコ改修・耐震化の補助金』に対して、お話をしてきましたが、少し補足がありますので、付け加えさせていただきます。

先般、奈良県のお客様から耐震補強のご相談をいただきました。現地にお伺いいたしますと、ご依頼主の娘様とご両親が私を待っていてくださいました。

娘様は大阪市内でお住まいなのですが、ご実家にご両親が住んでおられて、昭和５６年以前の木造住宅で、倒壊を心配された上でのご相談でしたので、質問される内容も事前に準備されているご様子でした。

電話でお問合せいただくことでも勇気がいることですし、作業着姿の私を家に招くことにも抵抗はあったかと思いますが、お話しを進めていくうちに、段々と緊張されている様子がなくなり、最後には笑顔で送り出してくださったのです。そんな私がお勧めしたのは「耐震診断」を申し込むことでした・・・

続きは明日、お話させていただきます！今日も良き一日になりますように！！

奈良県生駒市で建てる木の家づくり　～生駒市の補助金制度～

おはようございます。いつもブログをチェックしていただき、ありがとうございます。

先週末、私がボランティアで参画している『生駒市環境基本計画推進会議（ECO・NET生駒）』の総会に出席してまいりました。平成２１年から１０年計画で行政と企業、生駒市民が参加して、地元の環境をどう守っていくのかを真剣に考える団体の会議だったのですが、組織化された中で自身の想いを貫くのは難しいものですね。

地域を思う個人として、法人として、この環境保全の活動に少しでも貢献できるよう、努めていきます！

先般、生駒市の広報に掲載されていた記事の中で、住宅改修に関する項目がありましたので、ご案内申し上げます。

①既存住宅流通等促進奨励金→生駒市で中古住宅を購入した所有者で、対象工事における奨励金（３０万円）　申込順　１０件

対象：生駒市で中古住宅を購入し、省エネリフォームを検討したいと思われているお客様

②エコ改修→住宅の省エネ改修工事に対し、補助額は工事費用の３分の１（最大５０万円）　募集件数（申込順）　５０棟程度

対象：生駒市にお住まいで、自己所有の住まいを省エネ改修したいと思われているお客様

③耐震工事・耐震診断→昭和５６年５月３１日以前に建てられた３階建て以下の住宅で、補助額は耐震改修工事の３分の１（限度額５０万円）　募集件数（申込順）　１５件

対象：昭和５６年以前の木造住宅で、耐震に不安を抱いておられるお客様

いずれも先着順となっておりますので、補助金の詳細内容は下記PDFを、工事内容や具体的なご相談につきましては、当社までお気軽にお声掛けくださいませ。

資料　生駒市　エコ改修・耐震化　補助金制度

大阪で建てる木の家づくり　～木材利用の施工事例～

おはようございます。昨日は先週末にお引渡ししたお客様から、喜びの声を直接お聞かせいただきました。アンケート用紙にご記入いただいたものをご紹介出来ればと思っておりますので、お楽しみにしていただければ嬉しいです。

今日は木材を有用した施工事例をご紹介していきます。

弊社ホームページのトップに「施工事例のご紹介」があり、各現場の事例がご紹介されていますので、チェックいただきたいのですが、今日は昨年末マンションのスケルトンリフォームを実施した際、寝室に木材を有用したお客様の事例をご紹介いたします。

大阪市東淀川区　U様邸　マンションリフォームの施工事例です。

寝室の１壁面に熊本県産材の杉材を施工し、ビニールクロスは木材の上部梁材の部分だけ色を変えて納めてみたところ、お客様からとても喜んでいただきました。

たまたまだったのですが、お施主様のお母様が熊本県出身で、「熊本県産材を使用してくれたことがとても嬉しい」と改めて喜びの声を聴かせていただきました。壁面に使用したため、あえて着色せず、無垢の素材感を味わいながら、ゆったりとした睡眠をとっていただきたいという想いを込めて施工したのですが、実際の住み心地は如何なのでしょうか？一度お客様宅にご訪問し、メンテナンスチェックを行いながら、確認したいと思います。

熊本県産材の木材はとても良質で、住宅で使用する木材だけでなく、様々なリフォーム用仕上げ材商品も開発されておられます。復興支援に協力出来ることは、熊本県産の材料を積極的にお奨めすることだと思っております。

見ているだけでも、木目で癒されますし、香りをかいでいると非常に落ち着いた気持ちになれるものです。１室リフォームでも承りますので、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

６５期目のご挨拶

大阪で建てる木の家づくり　〜木材は呼吸する？〜

おはようございます。今週もあっという間の週末となりましたね〜。毎日が充実している証拠でしょうか？

昨日は『木造住宅に使用される木の性質、種類』についてお話しいたしました。木造の良さはわかっていても、間取りの自由度等から違う工法を選ばれることについては、お客様の意向ですので仕方ないかと思われますが、せめて内装の仕上げ材として木材を有用していただけると、室内環境にも良い影響を与えてくれます。

その理由として、『木材の調湿機能』に着目していただきたいからです。

「木は切っても呼吸する」と思われがちですが、木材は伐採した時に細胞が死んでしまいますので、呼吸するわけではありませんが、他の仕上げ材と異なり、周りの湿度が高い時は水分を吸収し、乾燥している時は放出する働きがあります。

イメージとしては『ストローに無数の細かな穴があいていて、そのストローが束状になっている』のが木材です。（ストロー状のものを仮道管と言います）

杉やヒノキなどの針葉樹では、細胞が連なって組織を作っており、このうち樹木の上下方向(繊維方向)にある組織のことを「仮道管」と言います。この仮道管が伐採後も調湿機能として生きているように感じさせてくれるのです。

木の魅力を少し感じていただけたでしょうか？木は調湿機能だけでなく、匂いで脳や神経の興奮を抑え、落ち着いた気分にさせてくれたり、適度な揺らぎを持った木目と小さな凹凸を持つ表面は、反射光を和らげ、紫外線を吸収し、強い刺激の少ない優しい空間を作り出してくれます。

また、ダニや細菌の繁殖を抑制する効果、適度な硬さと自然の温かみがあるので、床に使用すると、ハイハイや歩行をはじめた子供達の手足を支え、運動を助けると同時に、転倒による怪我を防止します。

もちろん、自然な温かみがあるので、子供の体温保持を助ける効果も期待できるので、保育園等にも採用される事例が多くなっているそうです。

このように自然の恵みである木材を住まいづくりに有用することで、暮らしの恵みにもつながっていくのが実証されています。当社の打ち合わせ室にも杉の床材を使用しておりますので、是非体感していただきたいです。

来週は木材を使用した施工事例をご紹介しながら、木の良さをお伝えしていきたいと思いますので、引き続きお付き合いいただければ嬉しいです。更新は５月２３日（月）となります。皆様、素敵な週末をお過ごしくださいませ〜