買物

2010年10月27日

先週の土曜日、展示会が終了し、生まれて初めて父と2人で買物へ出かけました。
小さい頃は、念に1度だけ家族へ百貨店へ行き、欲しい洋服を1点購入してくれた時の思い出はあるのですが、私の父は物持ちが良い方なので、ほとんど洋服を買いません。私はそんなイメージをずっと持ち続けていたのですが、母から
「普段、履きなれている靴がだいぶ痛んできたので、一緒に行って選んでちょうだい」
と指示を受け、電車で梅田へ向かう事になりました。
驚いたのは人の多さです。今は阪急百貨店へ行く歩道が工事中の為、細い道を沢山の人で埋め尽くされている状況で、父の機嫌を損ねるのでは?と内心思っていたのですが、足取りは軽快そのものです。私より先を歩き、とても67歳とは思えない程の足の軽さでした。
ウォーキングシューズ専門店に伺い、私も一緒に選ぼうと思っていたのですが、自ら商品を手にして
「これはちょっとおっさんくさいなぁ・・・」
とおしゃれな方を手に取り、歩行感を確かめた後すぐに一言
「お、これちょうだい!!!」
5分もかかっていないのではないでしょうか。さすがの私もいつもと違う一面を見て驚きました。父の「おっちゃんくさい」という言葉に思わず笑ってしまったのですが、私は明らかに父の子である事を再確認する事が出来て面白い経験でした。
父を横で見ていると、良い年齢のとり方をされているなぁと感じる事が沢山あります。女性でいいますと文化勲章を受賞された「吉永小百合」さんですかね。樹木の年輪と同じように、良い時間・良い経験を積み重ねていく事で、人は益々魅力を発揮するものだと思います。目指すべき人がそばにいる事に感謝しつつ、私も素敵な「おっちゃん」になれるよう、頑張ります。


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