基盤

2012年02月28日

P1010032_convert_20120228074838.jpg
昨日、渋滞する道路を横目に、キレイな夕陽が私達を照らしてくれていたので、思わず写真を撮影しておりましたら、私達をいつも支えてくれた工務店社長の訃報を受けました。
先々週に病院で新築物件のお打合せをした際でも、当社サイドで作成した木造の構造図面を一生懸命にチェックしてくださり、現場が進めやすいようにと細かな指摘を沢山いただく事が出来ました。
とにかく仕事が大好きな方で、朝から晩まで現場で作業し、休日でも音の出ない仕事をしながら年中活動しておられました。材料は必要な時にすぐ持ってきて欲しい性格で、現場をいつもキレイにされていて、必要な時に必要な材料をもらって、ご自身が建築に集中出来る環境づくりをしっかり取られている方でした。
デスクワークの仕事に例えれば、常に机が綺麗な状態で、すべき仕事のみが机にある状態というべきでしょうか?現場ではそれが毎日の慣習でしたので、各業者様との連携はとても重要でしたし、人一倍人間関係を大切にされておられる方でした。
いつもは無理を言われているのですが、現場から離れた時には業者の事を配慮してくださり、私が代表になってからは、上棟式の宴席後にわざわざ寄ってきて下さり
「いつもありがとな!」
とお声掛けしてくださるようにもなりました。普段厳しい方が当社の活動に賛同していただき、感謝の想いを伝えてもらえるのは、私にとっても大きな励みになりましたので、その想いを社内で共有しスタッフもその期待に応えてくれたのです。
昨日から今朝にかけて、私達の活動の基盤を作ってくださった存在の大きさに気付かされ、ぽっかり穴が開いたような状況が続いておりますが、今出来る事としっかり向き合い、私達の活動をずっと見守っていただけるように、誠実でまっすぐな活動を続けていく想いをより一層強くしなければならない使命感で満ち溢れております。
今日、明日としっかりとお別れを告げて、これからの所信を心の中で打ち明けてこようと思っております。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


このページのTOPへ