倫理

2012年09月19日

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昨日は大阪府庁で「大阪府住宅リフォームマイスター制度」の倫理研修会があり、登録業者としての倫理観を学んで参りました。
今、解体を請け負っている現場においても、倫理観を疑うような施工方法に驚かされております。昭和54年に4区画の建売住宅として建築された1区画を解体させていただきましたが、基礎が隣の住宅とつながっていて、お住まいの方のご了解をいただかないと工事が前に進まない状況に陥ったのです。
解体をお願いしていただいたお客様にも、お隣にお住まいの方にも大きな不安を与えてしまうような行為は施工会社の倫理観を疑うしかありません。その業者は地元の企業でしたが、既に倒産されていて、この想いをぶつける場所もない状態はとても残念に思えてなりません。
私がお客様の不安を払拭する為には、正しい見識を持って、お客様にありのままの情報を開示していくしかないと考え、昨日も隣の方の奥様へ事実をお伝えしたのですが、
「責任を持って施工してもらわないと困りますよ!うちの家が倒れないようにしてもらわないと!!」
と私に対し感情的に発言されておられました。息子さんが間に入ってくださり、私に責任がないことを説明してくださり、相談しながら工事を進めて欲しいという旨をお伺い出来ましたが、少し胸を撫で下ろしながらも、住宅の施工に携わる者としての責任の重さも感じました。
新築やリフォームにおいても、常に様々な問題と向き合っていかなければなりませんが、時間を置かず、真摯に応対させていただくことが倫理観につながると信じております。今日も現実と向き合いながら、お客様に安心をお届け出来るように活動し続けていきます。


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