得意先が当社の近隣のお客様から全面改装工事を請け負い、今週から工事がスタートしているのですが、築50年の住宅は見えないところで悲鳴を上げておりました。
土台部分が半分ない状況で、柱と土台の接合部分が表に見えておりました。
「今まで頑張ってくれてありがとう・・・」
私たちがすべき重要な仕事は、安心して暮らせる住まいづくりのお手伝いなのだと改めて痛感しました・・・
「土台が腐っていたら、大きな工事になると思いますよ」
と事前にお客様へ伝達しておられたので、今後どうされるか、お施主様とのご相談の上となるでしょう。昔はよく白アリが出ていて、高いお金を出して駆除はしてもらったと言われておりましたが、かなり進行していたのでしょうね。
当社の社屋も46年目を迎えています。木造ではありませんので、部屋内の土台で建物が倒壊するという事はありませんが、昨年事務所を改装した際には、やはり白アリの影響を受けておりました。
建築基準法が厳しくなった今、最近の新築住宅ではこの心配はないのかもしれませんが、昭和50年代以前に建築された住宅は、状況を確認する必要がありますね。でも普段見えない部分なので、どうお客様に理解いただいて、構造診断していくか、そこに関心を持っていただくかが、私の仕事のような気がします。
とにかく、今この工事で状況が確認できて、命を守れる住まいが施工される事を喜びと感じるべきですね・・・