飛鳥

2012年02月13日

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今週はどんよりした天候でスタートですね。週の半ばまで天気は崩れるみたいですが、人と出会う時は晴れやかに接していきたいものです。
先月末に私が親しくさせていただいている同年代の材木店後継者様からこの本をプレゼントしていただきました。ブックカバーの表紙には手書きのメッセージで
「きっとお役にたつと思います」
と一言添えて、郵便で送って下さったのですが、今は通勤時に幾度も読み返していて、飛鳥時代に建てられた法隆寺と薬師寺がどんな工法で建てられたのか等、沢山の事を学ばせてもらっています。
世界遺産に登録されている建築物にはそれぞれの意味があります。古代の建築物こそ、木の生命を知り自然の力を上手く活かし、1300年経過した今でも多くの観光客を魅了しております。例えば、飛鳥時代の柱は太く、梁は細いのが特徴的ですが、室町時代になると梁の方が太くなっていきます。力のかかり具合を配慮しながら分散させる技術は、木の特性を理解していなければ出来ない事でもあります。
パソコンで構造計算が出来た時代ではなく、人の仕事自体が意味のある美しいものだったのですね。こんな近くに素晴らしい遺産が有るにも関わらず、私は勉強する機会を怠っておりました。
昨日、夕方に図書館へ本を返却する為に訪問しておりましたら、世界遺産の写真展がホールで開催されておりました。知床や平泉、小笠原諸島等、日本でも沢山の遺産が今でも息づいております。今年は日本が今までどう歩んできたのかを知りながら、自身が何をなすべきなのかを考えて活動していきたいです。
知らない事が沢山あるのは、生き甲斐にもつながります。今週も1歩ずつ確実に成長していけるよう、謙虚に学ぶ姿勢を持ちながら前進していく所存です。


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