風評

2011年03月29日

昨日は取引先の来店が多かったのですが、当社を担当してくださっている担当者の方と久しぶりに打合せをする際に、
「実は、私の自宅が仙台空港から3km離れたところにあり、津波がすぐ近くまで押し寄せてきたんですよ・・・」
とお話を切り出された事にビックリしてしまいました。商談に至るまで、先週末にやっと帰宅されたお話を伺い、ひしひしと震災がわが国に及ぼしている影響を知り、深い悲しみを覚えました。
「私が住んでいるところは、殆どテレビの取材等で取りあげられていなかったので、安否を確認するまでは寝られませんでした・・・」
今、この時間でも震災と向き合っておられる皆さまのご健勝・ご多幸を心よりお祈り申し上げます。
今、この業界では様々な「風評」が飛び交っております。商品の納期遅延や品不足による現場中断や新規着工停止等、この先どうなるかは全く予想できない状況に陥っております。当社の業務形態の「小売」に関しても、商品を仕入れる事が出来なければ販売が出来ませんし、取引先の工事が動かなければ、商品を受注し納品する事も出来ません。
果たして私達は生き方も含め、どの方向に進んでいけば良いのか、全ての皆さまが悩み続けているのではないでしょうか?悩んでも仕方のない事かもしれませんが、「悩む」というより、今は皆さんで「考える」時期だと思うのです。
風評はどんなに真面目に活動していても絶える事はありません。先般も早朝に店を開けると、当社の前にゴミを大量に置かれていた事がありました。会社として近隣の清掃をしている事を気持ち良く思っていらっしゃらない方もいるのかもしれませんね。
それでも、私は自分の信じた道を社員と共に歩み続ける覚悟です。どんな悪い風評を受けようとも、一度は心に受け止めて、改善すべき所は変えていきます。被災地の皆さまのご心労を考えると、風評なんて気にしている時間がもったいないものです。
今朝も全員が現場へ向かってくれています。社員が明るく元気に活動してくれている・・・当たり前の事だと思っていてはいけませんよね。今日も明るく活動します!


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