非常事態宣言

2011年03月14日

昨日の夜8時過ぎに管総理の「非常事態宣言」を伺い、改めて今回の地震がどれだけ日本にダメージを受けたのか、思い知りました。私には、ただ精神的にも肉体的にも苦しんでおられる人々が早く落ち着かれるようにと祈る事しか出来ません。同じ日本にいながらも、何も出来ない無力ささえ感じております。
材木店として、私達はこれからどうすれば良いのでしょうか?当社におきましても、以前から間伐材で出来る1室補強の工法を奨めて参りましたが、朝一番から看板を撤去し、掲示板等の広告も控えさせてもらいました。建築資材も復旧の為に必要な木材等は現地へ集中して運びこまれる可能性もありますので、様々な対応を検討しなければなりません。
でも、一番すべきことは「被災された方達を救う事」です。私も何処までご協力できるかどうかわかりませんが、業界団体とも連絡をとりながら、出来る事をきっちりやっていこうと思っております。
今週末に行われる建材商社主催の東京での展示会も開催されるかどうか、不透明な状況です。計画的な停電が続くのであれば、開催は困難だと思いますが、復旧と経済のバランスを考えましても、今は2次的災害を発生しないよう、気をつけなくてはなりません。
私は阪神大震災時に東京で学生生活を送っていました。3年の私は、丁度テストの時期だったのですが、私の先輩がクラブ部員に対し、復興支援を呼びかけて2日間かけて神戸へ車2台で向かい、長田区の小学校で食事を作ったり、支援活動をしてこられました。
私はその時、テスト自体はどうにかなったはずなのに、何故か怖くて先輩と一緒に現地へ向かう事が出来ない臆病者でした。その判断をずっと後悔し続けてきたのですが、同じ過ちを繰り返さぬよう、正しい認識と判断が私自身に問われているような気がしております。
今後の対応を深く考える必要性を感じながら、今週も明るく元気よく勤めていきます!


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