阪急百貨店の坂本様~後編~

2007年06月06日

「すいません、このGSHOCKのベルトが壊れてしまって、近くの時計店で直してもらったのですが、軸のビスが飛び出しているのが気になって仕方ないんです。何か方法はないですか?」

右目にレンズをつけているせいで、目の周りが赤くなっているのは、阪急百貨店の坂本さんです。

「この軸は交換すると内側で収まる棒があるので、それでしたら500円で修理できますよ」

といわれるものですから、

「ちょっと、先ほど対応していただいた方に話してきます。交換していただいたのは先ほどでしたので」

と言って、先ほど親切に対応してくれた方によく謝ってもとの状態に戻してもらいました。

壊れたままの状態で再度坂本さんの前に現れたGSHOCKを診断してもらうと

「この軸はバネが壊れているだけだと思うので、一度バネを変えてみましょう・・・」

と言ってくれて、中身に入っているバネをとても細かな作業で交換してくれました。私が今まで見た事のない作業で驚きました。人間ってすごいなぁって。

「お金はお支払いさせていただきますが、おいくらですか?」

と尋ねると、「棒を修理しただけなので、結構ですよ。」とさわやかに言ってくださいました。

お金の問題ではなく、私が大事にしている時計を快く温かく修理してくれたのだと感謝しています。自分に実力がある人も沢山いらっしゃいますが、こんな多くの人に支えられている事がはっきりと見えたので、僕なりの理想を掲げて、坂本様の様にお客様に感謝される様になりたいものです。

気が付けばいつもどおりに戻って生活している私です。健康に感謝です。

 


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