新しい家づくりの考え方 ~住宅の快適さ~

2016年11月25日

おはようございます。昨日の関東地方では初雪が観測されたのですね。寒さは一段と厳しくなっているものの、雪を観るだけでも寒さを感じてしまいます。

 

今日は昨日の話をまとめながら、『住宅の快適さ』についてお話ししていきます。

 

住宅の快適さは、人間側でいいますと、『体を動かす量+着ている服の素材・量』で住宅側では『対流(空気温度と気流)+放射(平均放射温度)』で決まります。

 

平均放射温度とは、床、壁、天井、窓など周囲の表面温度(放射温度)を合計面積で平均した温度のことを言います。

 

例えば、冬の窓周りは外気温の寒さを感じやすいですし、夏の天井は屋根に近ければ近い程、暑さを感じやすくなります。エアコンの性能がいくらよくても、家の断熱性能が低く、放射温度が高くならないケースもよくあります。

 

また、冬に暖房をかけている部屋であれば暖かいのですが、廊下や階段に出ますとひんやりすることもありますよね。

 

住宅の高気密化・高断熱化に伴い、強制的に気流を起こすような換気計画が義務化されています。快適に過ごす為には、部屋毎の対策というよりは、家全体の冷暖房を管理し、間取りごとの温度差をなくさせることが必要となります。

 

窓を樹脂窓にして、熱の伝導を抑えたり、屋根や壁の断熱材性能を上げて、魔法ビン状態を作り出すことも大切ですよね。特に冬場の風呂場での温度差によるヒートショックは避けなければならない課題ですので、充分な配慮が重要です。

 

このように、『住宅の快適さ』とは外気温に左右されない建物の断熱性が重要となります。人でいうと、『着ている服の素材と量』になるのでしょうか?ヒートテック等の肌着の性能も向上しているので、冬の薄着でも熱が逃げず、温かさを感じやすくなっていますよね。

 

説明が少し長くなりましたが、家の性能の良さを感じる季節は、暑すぎる夏、寒すぎる冬に感じやすいものです。家に居ればどこにいても快適な空間であることが、見えない家の重要な性能として世の中に認知されるよう、私達もお客様に訴求し続けていきたいと思います。

 

 

明日、明後日はブログをお休みさせていただき、週明け28日(月)~元気よく更新させていただきます。来週からは『建物の断熱性』について、気密と併せて突き詰めてお話ししていきます。

 

皆さま、良い週末をお過ごしくださいませ~

 

※参考文献 新建新聞社 「新しい家づくりの教科書」より 内容を抜粋しながら、自身の意見を取り入れております
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