大迷惑

2006年10月31日

思い込みほど怖いものはありません。1ヶ月ほど前に提案した商品の色目が製造出来る分と出来ない分があると言う事を完全に見落としていたのです。勿論その事を知らない得意先は、出来ない商品でお施主様と打合せをして決定されています。
「見積もりしてくれていた分で決まったから、発注よろしく!!」
私「ありがとうございます。納期連絡は後日させていただきます!!」
意気揚々と電話を切っていざ発注しようと思いきや・・・すぐに得意先事務所に向かいまして事情を説明したのですが
「お客様がこのデザインと色を気に入ったので決めてきたのに、今頃なんて説明すればええんや~」
おっしゃる通りですね。私もどうしていいものかわからないので、他社メーカーを探したりとしてみたのですが、該当する商品が見つかりません。唯一あって納期を聞いてみたら、なんと1ヶ月かかるって言われたんです。
「1ヶ月かかったら、それまでに引越ししようと思っておられるお客様が家賃発生してしまって、余計な費用がかかるやろー。それはあかんわー」(文章では伝えられない現場の緊迫感の中での会話です。雰囲気は皆様の想像にお任せします)
どうしようもありませんでした。得意先社長に電話をしてもらい、ありのまま伝えていただきました。今決めているメーカーの違う商品でご理解いただけたのです。
「悩んだって仕方ないやろ。そのまま伝えるしか方法ないしなぁ」
何回も打合せに行かれて決めてこられたのに、逆にご迷惑をおかけした事が凄く悔しかったのです。経験がすべてではありません。しっかりと確認して提案する、原点に戻る必要があると感じてしまいました。


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