昨年11月後半にテレビで放映されてから、表題の耐震工法「壁柱」が注目され、公益法人に多く問合せがあるそうです。対策として、大阪で活動している業界で有名な木材会社が集まり、新規会員として参入し、今後営業展開されていく為の説明会に出席していた風景です。
私達は3年前から加盟して活動を続けておりますが、昨日お越しになられていた住宅会社の会長が
「この工法を本気で世間に浸透させていきたいという熱意が、木材店には感じられないです」
と厳しいお言葉を頂戴しました。確かに加盟している私達の実績も数える程ですし、それぞれの利権を主張するばかりで、昨日も私は一言も話が出来ず、前向きで建設的なお話合いにはなっていなかったように思えます。
やはり、外に出てお話をすると色々な気付きをいただけるものです。何故私がこの工法に惚れ込んだか?と言いますと、工務店が建築した木造住宅は大阪市内に密集していて、耐震化が必要な昭和56年以前の建物は41万戸あると言われています。
もちろん、その時代に私達は資材を供給してきました。工務店としても自分が建てた家なら大丈夫だと思いたいですが、当時の建築基準法通りの建物であれば、倒壊は避けられないのが現実です。
一室だけでも補強して、大地震による建物の倒壊を防ぎ、命を守り、ライフラインである道路が通行出来るように確保し、救急作業に地域で取り組めるような環境を作っていきたいという想いで、入会を決意した事を改めて思い返しておりました。
木材エコポイントも延長になりましたので、少しピッチを上げて耐震化活動に取り組んでいきますので、具体的な活動についてはブログで紹介していきますね。