写真はいつもベニヤのカットでお世話になっている加工会社の前に飾ってあった提灯です。年末になると「火の用心」の声と拍子木の音を聴く機会も多くなり、伝統の大切さを感じるのですが、最近はその機会も減ってきたように思います。
私が住む地域では自治会の防犯担当の方が近隣にお声掛けするものの、人が集まらないので、他の役員の方に集まっていただき、近所をゆっくり歩くのが恒例となっています。私達はご近所同士のお付き合いも頻繁にあるほうですが、人とのつながりが希薄になってきているのでしょうね。私自身が考えを改めなければなりません。
新聞の社説に、高齢者の万引き事件が増えている事実を知り、驚きました。豊かな生活をされているのに、一人で生活されている心淋しさ故に悪事と知っていながら実行してしまうそうです。様々な地域で人とのつながりを考え直す機会を創っているニュースを見ますと、自身の活動で人とのコミュニティーを復元出来るようなきっかけ作りが出来ないかなぁ…いや、やって見たいと思うのです。
最近、スタッフが続けてくれている当社の日替わり立て看板を見て、小学生が大声で読んで帰っていく風景を楽しんでおります。たまにわからない漢字が出てきた時は、
「何て読むん?」
と友達と相談していたり、声が小さくなったりして、その姿が子供らしくて、心をあたためられます。人との関わり合いで心から温まるこの季節を楽しみたいと思います。