個性

2012年10月25日

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昨日はお昼から大阪市中央公会堂で行われた「木と健康についてのシンポジウム」に参加してきました。木の研究で有名な大学教授が集まり、専門的な木の特性について学べる良い機会となりました。
改めて、健康につながる要素を木は沢山持っている事を知り、私は材木屋でありながら、住宅に木材を活用して頂く提案には力不足さを感じました。大阪市内の構造材は木造が増えつつあるものの、窓はアルミサッシ、床は合板基材に樹脂化粧シートを貼っていて、壁紙はクロスと内装仕上げに木材を有用していただけるような提案は出来ておりません。
居住空間を快適にするために、木は欠かすことの出来ない自然素材です。木は様々な樹種があり、その個性を決めているのが、数パーセントの割合で含まれている「抽出成分」です。
この抽出成分が色、においの元となり、ヒノキや杉の匂いが違う要素となっていて
☆カビや細菌の繁殖を抑える
☆害虫の行動を抑制する
☆臭いを取る
☆人の健康に良い影響を与える(森林浴効果でストレスが解消し、気分がやすらぐ。香りで鎮静作用があり、ヒノキ精油には肥満抑制効果があったり、スギ葉精油の蒸気には咳止めの効果がある)<東京大学名誉教授 谷田貝先生の講演内容より抜粋しました>
と様々な特性がある事を教わりました。
人にも個性があるように、木にも個性は存在するのですね。もっと木材を活用して、快適な室内環境をお届けできる役目を果たしていきたいものです。


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