伝統の味

2010年03月29日



一昨日から堺で仲良くさせてもらっているご夫婦の娘さんを預からせていただき、1泊していかれました。長女と生まれた時からの友達なので、8年目のお付き合いになるのですが、初めて長い時間を共有させていただき、互いの成長を本当に嬉しく感じる事が出来ました。私は全く老けた感じが無いのですが、8年前と比較すると、かなりおじさんになった事でしょう・・・
そのご夫婦が手土産でという事で、1329年創業の老舗である「かん袋のくるみ餅」を持ってきてくださいました。私は初めていただいたのですが、店舗を拡大されることなく、地元で27代の間、伝統の味を継承し続けておられる話を聞いて、鳥肌が立ちました。
「この味を700年近くも継承しているなんて・・・」
700年前の事を想像するが出来ませんし、どの様にして継続してこられたのかを考えましたが、答えは一つなのでしょうね。
それは、とにかく美味しいという事です。
お客様が食べたいという餅を大きくは変わらず、でも時代の変化に対応しながら作り続けているという事なのでしょう。当たり前の事ですが、そうでないと継承できるはずがありません。
「利他的な努力は風化しない」
作家の村上龍さんが、とあるビジネス番組で言われておられました。利己的ではなく、お客様目線である事が大切なのでしょうね。とても刺激的なお休みをいただき、今朝は桜のつぼみも間近に見る事が出来たので、今週も元気よく頑張ります!


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