ホームインスペクションの必要性 ~床の傾斜報告とまとめ~

2016年07月29日

おはようございます。今週もあっという間に週末となりました。今日は朝からとあるお客様のご実家で、現地調査を実施して参ります。昨年からずっと続けてお声掛けいただき、ありがたい限りです。

 

今日は実例の中でも大きな問題であった「床の傾斜報告」と「ホームインスペクションのまとめ」についてお話ししていきます。

 

写真等は掲載出来ませんが、この現場で一番大きな劣化が見られたのが「床の傾斜」です。床と壁の傾き度合いを測るレーザー機で測定するのですが、従来であれば3/1000~6/1000の範囲内で納まるべき最大傾きが

 

1階部 水平最大傾き 5.57/1000

2階部 水平最大傾き 12.56/1000

 

と特に2階は許容範囲を大きく超える床の傾き具合を発見いたしました。ビー玉を置くと激しく転がり、敏感な方なら少し酔ってしまう位の傾きです。

 

原因を追究する為には更なる詳細な診断が必要になってきますが、同じ方向への傾き具合でしたので、地盤が下がっている可能性があることが予測されます。これはあくまでも想定されることを予測してお伝えしているだけですので、購入を前向きに検討されているのであれば、更なる調査が必要となります。

 

インスペクションは単に対象住宅の構造・仕上のみならず、回りの環境、土地の状況を見ながら総合的に判断出来る経験値が問われてきます。その経験値は現場に携わっている建築会社・工務店のレベルが高いので、調査を依頼先を選定する時にでも、どんな調査が可能なのか?調査の経験値は多いのかどうか?を事前に確認しておくべきだと思われます。

 

既存住宅を購入される全ての方がインスペクションを必要と感じてもらえる世の中になるよう、私達もしっかりとこの業務と向き合っていきたいです。住宅診断士免許が取得出来た暁には、是非に多くの方からご依頼をいただけるよう、頑張っていきます。最後に総合判定結果についてサンプルを添付いたしましたので、ご参考になればと思います。

 

総合判定 実例

 

来月から8月となりますので、話題は「色彩・照明」についてお話ししていきます。次回の更新は8月1日 月曜日となります。今月も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。良い週末をお過ごしくださいませ~

 

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※参考文献  NPO法人 日本ホームインスペクターズ協会  「公認ホームインスペクター 資格試験テキスト」

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