月別アーカイブ: 3月 2011

 

決算

一般的には今日は「年度末」になりますね。電車で移動しておりますと、新入社員さんが団体で研修を受けられた後ですかね、楽しそうに歩いている姿を拝見しますと
「春だなぁ・・・」
と感じます。今年は特に別れが多く、私達を支えてくださった様々な方達が転勤などを理由に大阪を離れるお話を良く伺っておりますが、皆さまがご来店いただいたり、お電話をいただいたりして、お声掛けをいただける事に喜びを感じております。
私は全ての皆さまにお伝えしております。
「お別れは言いません。必ず何処かでお会い出来る日を楽しみにしております。今後益々のご活躍をご祈願申し上げます」と。
私自身からご縁を断たなければ一生お付き合いは出来ます。遠くに離れたとしても、こうした私のブログを通じて、私がどんな活動を続けているのか、皆さまにはお伝えできると思っております。本当にこのブログを続けてきて良かったと思いますし、これからも必ず更新し続ける事で、私達の元気な活動をお伝えし続ける事を誓います。
昨日もお客様と一緒に住まいの診断活動を実施いたしました。家の中を見させてもらえるまでは難しいのではないか?と思っていたのですが、お客様の段取りが良く、昼から2件のユーザー様のご自宅に上がらせていただき、診断活動を実施する事が出来ました。想いがあれば、どんな事でも達成できるものなのですね。お忙しい中、段取りをつけてくださった工務店 K様と協力してくださったメーカーのT様に感謝申し上げます。
春は近くまで来ております。季節の変わり目を感じられる日本の気候に感謝し、今日も明るく楽しく元気よく勤めて参ります!

 
 

安心

昨日のニュース番組で日産のカルロスゴーン社長がテレビに生出演されておられました。震災の影響が一番大きかったいわき工場を視察され、現場スタッフと熱く握手を交わす姿はとても印象的でしたね。
トップが現場へ出向き、社員を励ます光景がとても眩しくて、見習うべき姿勢だとも感じました。
しかも、4月中旬には一部生産を再開し、6月初旬には完全復旧を目指すということ、海外への工場移転を考えず、全社員が同じ工場で働ける環境作りを全力で取り組むというコメントを聴き、社員の皆さまや家族、いわき市にかかわる全ての人々が安心されたことでしょう。
「安心」がこんなに価値のある事だとは思われていなかったのではないでしょうか?私達はこれからも社員や賛同してくださるお客様に対し、「安心」と「透明性」を遡及していく活動を続けていく所存です。
話は変わり、昨日自宅の1階に雨よけのテラスを取付けていただきました。妻には2年間屋根が無い状態で洗濯物を干してもらっていたのですが、山の天気は変わりやすいので、よく雨や雪で濡れてしまう事が多くありました。これで安心して外出も出来ると妻は大喜びです。
その施工をしてくださった業者様は途中で御出ししたコーヒーの砂糖、ミルクのゴミをご自身で持って帰られ、最後には近隣の清掃をして帰ってくださいました。私は帰宅後に見させてもらったのですが、丁寧に仕事をされているのは商品を見ただけでわかるものです。
同じ一つの仕事でも、想いを込めて丁寧にこなすこと・・・当たり前のことですが、私達も想いを込められているか、常に問い続けて仕事と向き合いたいと思っております。

 
 

風評

昨日は取引先の来店が多かったのですが、当社を担当してくださっている担当者の方と久しぶりに打合せをする際に、
「実は、私の自宅が仙台空港から3km離れたところにあり、津波がすぐ近くまで押し寄せてきたんですよ・・・」
とお話を切り出された事にビックリしてしまいました。商談に至るまで、先週末にやっと帰宅されたお話を伺い、ひしひしと震災がわが国に及ぼしている影響を知り、深い悲しみを覚えました。
「私が住んでいるところは、殆どテレビの取材等で取りあげられていなかったので、安否を確認するまでは寝られませんでした・・・」
今、この時間でも震災と向き合っておられる皆さまのご健勝・ご多幸を心よりお祈り申し上げます。
今、この業界では様々な「風評」が飛び交っております。商品の納期遅延や品不足による現場中断や新規着工停止等、この先どうなるかは全く予想できない状況に陥っております。当社の業務形態の「小売」に関しても、商品を仕入れる事が出来なければ販売が出来ませんし、取引先の工事が動かなければ、商品を受注し納品する事も出来ません。
果たして私達は生き方も含め、どの方向に進んでいけば良いのか、全ての皆さまが悩み続けているのではないでしょうか?悩んでも仕方のない事かもしれませんが、「悩む」というより、今は皆さんで「考える」時期だと思うのです。
風評はどんなに真面目に活動していても絶える事はありません。先般も早朝に店を開けると、当社の前にゴミを大量に置かれていた事がありました。会社として近隣の清掃をしている事を気持ち良く思っていらっしゃらない方もいるのかもしれませんね。
それでも、私は自分の信じた道を社員と共に歩み続ける覚悟です。どんな悪い風評を受けようとも、一度は心に受け止めて、改善すべき所は変えていきます。被災地の皆さまのご心労を考えると、風評なんて気にしている時間がもったいないものです。
今朝も全員が現場へ向かってくれています。社員が明るく元気に活動してくれている・・・当たり前の事だと思っていてはいけませんよね。今日も明るく活動します!

 
 

教育

昨日は1日お休みをいただきました。朝から自宅近所の現場に取引先工務店様が出向いていただき、打合せが少しありましたが、短い時間で終わりましたし、いつもと同じ日曜日を過ごさせてもらえたのでありがたかったんです。
日曜日は家族と唯一朝食をいただけます。私はこの時間が大好きで、一番ホッとする瞬間なんです。朝の光を浴びながらゆっくりと過ごす時間は贅沢そのもので、朝は子供が好きな番組がたくさんありますので、食事を済ませてすぐに見たいと思っているところを私はあえて録画をしておいて、食事が終わってからまとめて見てもらうようにしております。
以前にもお伝えしたかも知れませんが、私は幼少時代から家族でテレビを見ながら食事をした事は一度もありません。私の父はその時が唯一子供と対話できる時間だと位置づけ、とても大切にしてこられました。父が見たい番組もあったかもしれませんが、それだけ徹底してきてもらえたお陰で、私も同じような事を実践出来ているので、両親には深く感謝しております。
ただ、私の場合、日曜日の夜だけはテレビを開放しております。それはサザエさんを一緒に見て、終わりのじゃんけんを家族で楽しむ為です。サザエさんはいつの時代も年をとらず、「家族愛」によって私達の心を和ませてくださいます。昨日も湯豆腐をいただきながら、食事を楽しみませてもらいました。
時代の変化や自身の経験を踏まえて、行動にメリハリをつける事が大切だと思っております。今週末もゆっくりとした朝食をいただけるよう、今週も明るく仕事と向き合っていく所存です。

 
 

不退転

「不退転」=志を固く守って、あとへ引かないこと。
昨年からずっと悩み続けていた事がありました。経営者として一番大きな仕事は「人材育成」だと私は思っております。スタッフが活き活きと働ける職場作りを通じ、人格を磨き、お客様と一緒に感動し、充実した日々を過ごすこと・・・当たり前のようで、なかなか出来ない環境を率先して創り上げていく事は、私の重大な仕事の一つです。
その為にはまず、自身を磨きあげる事から始まります。自分を鍛え上げないと、スタッフに良い影響は与えません。トップが変化していく事で、社員も一緒に変化していく事を喜びに思えるかどうかも、経営者として問われる資質だと思っております。
果たして私は良い経営者なのでしょうか・・・それはスタッフやお客様が決められる事であり、私は悩み続けてきた事から逃げずにしっかりと向き合った事で「不退転の決意」を手にする事が出来ました。それほど胸を締め付けられるような大きな出来事が昨日現実として起こったのです。経営者としての「責任」を果たすべく、これからの日々を大切に過ごしていきます。
ニュース番組で紹介されていて知ったのですが、ハリウッド俳優の渡辺 謙さんが被災者の皆さまへ「絆」の大切さを伝えるホームページを拝見しました。
助け合い、乗りこえる。私達の財産は[kizuna
私は素晴らしい活動だと思いました。「mottainai」と共に「kizuna」が世界共通語になる事を切に願います。
大阪でも寒い日々は続きますが、来週からはいよいよ4月を迎えます。桜の開花もこの状況では例年より遅くなりそうですが、新たな出会いに胸を時めかせる日々が続くことでしょう。自分の「志」が多くの方々と心を響かせ合う事が出来るよう、自身を磨き続けていく決意です。
明日はしっかりとお休みをいただき、来週からも良い仕事が出来るように充電させていただきます。皆様も良い週末をお過ごしくださいませ。

 
 

責任

昨日、早速インターホンを付けさせていただいたお客様が
「早速付けてくれて、人の姿も綺麗に見えるから助かったわ~」
と大変喜んでくださいました。録画機能も付いているのですが、赤いランプが点灯していて消し方がわからないとの事で、夕方お邪魔させていただいたら、重ねて御礼をおっしゃってくださり、本当に有り難かったんです。
そのランプの消し方は工事が終わった時に電気やさんが
「社長も良く聞いておいてくださいね。いつもこの消し方がわからへんってお客様から問合せをいただくんですよ。取扱説明書の36ページを覚えておいてくださいよ!」
と3回位口酸っぱく申されていて、
{今日は大丈夫だろう・・・}
と内心思っていた矢先の事でしたので、電気やさんの言われた事は本当でした。それでも、私たちなりに工夫しなきゃいけないと想い、テプラで消す順番の番号を本体に付けて、お客様に喜んでもらおうと準備をいたしました。
良く知っている間柄で、近隣だからこそ気軽に相談を受けられて、すぐに対応が出来る・・・これが理想の「家守り」ではないでしょうか?私達はこの責任を実行する為に、人との和を大切にし、これからもお客様が「安心感」に包まれながら住まいを明るく楽しくしていただく為に、様々な地域共生活動を実践していく所存です。
今週は時の流れを早く感じる1週間です。今日は昼からスタッフとの個別ミーティングがあります。素直な心でスタッフと向き合い、前向きなお話合いが出来るように努めていきます!

 
 

防犯

当社近くにお住まいのユーザー Oさんはいつも当社の前を通ってくださって温かく声をかけてくださいます。80歳を越えられておられますがとても元気で、私自身も元気づけられています。
そのOさんが先般、訪問業者にだいぶ詰め寄られたみたいで、お困りの所を私の母親が代わりに電話で断った事件がありました。それを聴いた私は昨日すぐに訪問して、カメラ付きのインターホンの話をしたら、
「そんなんあるの・・・じゃあ、すぐ付けて!」
の一言でした。価格も提示する前のお返事にビックリしたのですが、当社が在庫しているインターホンを販売し、施工も当社取組先の工務店様が今日の朝9時から施工していただけるとの事で、迅速な対応にビックリしております。
お客様のお困りごとを一つずつ解決する事で仕事につながるケースは多くありますね。まだ出来ていない事は沢山ありますから、コツコツと前進していきます!
昨日の夕方、当社スタッフが綺麗に倉庫を片付けている姿を見て嬉しく思っていたら、小学生の女の子2人が
「大和さ~ん!!!」
とグミを食べながら近寄ってきてくれて
「手紙、ありがとう!木のはがきってすごいなぁ!!!」
と話かけてくれました。お父さんの職業を聴いてみると、大工さんとペンキ屋さんみたいで
「お父さんは大和さんのこと、知っていると思うよ・・・」
と言ってくれました。また、この地区の子供会会長の娘様が先般の木育授業を受けてくださったそうで、会長から
「5月に子供会で木育授業を開催していただけないでしょうか?」
とお話をいただく事が出来ました。当社イベントと合同で開催する事で盛り上がる事、間違いなしです!地域共生の和が広がりつつある事を本当に嬉しく思いながら、今日も一日を頑張りぬきます!

 
 

自慢

「自慢」・・・自分に関する事を自らよいと認め、得意になって他人に示すこと。
「自慢」という言葉を聴くと、あまり良いイメージが無いと思うのは私だけでしょうか?「自慢たらしい」のは良くないと思うのですが、誇りに思える事や、本当に得したなぁと実感した事はどんどん周りの皆さまに伝えるべきだと思っております。
先日、当社スタッフの自宅給湯器が壊れて相談を受けた際に、その日の朝手配をしたら昼過ぎに商品が入荷して、夕方早めに帰宅しつつ施工業者様と待ち合わせし、その日の内に施工が完了したという工事がありました。
この寒い時期にお湯が出ないのは・・・と朝なげいていたスタッフが次の日、
「本当に助かりました!ありがとうございます!!」
と笑顔で出社してくれた時には、とても喜びに感じました。昨日請求の締め処理を行い、スタッフに価格を提示させてもらうと、安さにも驚かれていて
「近所の給湯器を見回って、営業してもいいですか?」
と言ってくれたので、自発的に言ってくれた事に対してとても嬉しく思えたのです。
良い事はどんどん自慢すべきだと思いますし、それを受け止められる方がどう思われるかにかかっています。いやらしさがなく、さわやかな自慢話をこれから益々多く話せるよう、日々の営業活動に努めてまいります!

 
 

決断

昨日は祝日の為、久しぶりに2日間、ゆっくりとお休みをいただきました。私は休日でも早起きするタイプなのですが、気がつけば朝10時でしたので
「こんなに寝たのは久しぶりやなぁ・・・」
という位に寝かせていただいたのです。娘の体調が芳しくないので、夜中に何度か起きる事はあったのですが、ここまで寝る事は最近ではありませんでした。体も正直だなぁと思えた出来事です。
先週末に埼玉の建築会社様から、
「合板がなくて、お施主様が困っています。埼玉まで材料を納入していただく事は可能でしょうか?」
とメールにてお問合せをいただきました。私も何か出来る事はないだろうか?と思いましたので、土曜日の朝にお電話をさせていただいた所、工事現場の方から
「地域の材木屋に言っても入る目途が立たないとの事なので、4現場分の材料を確保したいのです」
といった内容でした。残念ながら、当社取引先の現場に使用する商品を確保するのにも困難な状況の上、問屋様に確認をしたところ
「正直、確保は困難です」
との即答でした。気持ちは何とかご協力出来ないかどうかと思っておりましたが、現実は厳しいですね。普段お付き合いのある材木屋さんから何とか資材搬入してもらえるよう、働きかけていただくしかないと思います。
今まで、材料があるのが当たり前で、現場のコストを削減する為、工程を短くしたり、商品単価を安く抑えたり様々な方法があると思うのですが、「材料があるのが当たり前」という感覚は間違いなのでしょうね。当社も仕入をさせてもらえるからこそ、販売が可能だという想いを持ち続けて今まで商いを継続して参りました。私達は仕入先様との関係をより一層強固にしていく事で、得意先様が必要とする商材を提案し販売していく姿勢が問われているのだと思われます。
それには様々な「決断」が必要です。今週はその「決断」を明確にする1週間になると思いますので、気合を入れて頑張ります!「無駄のない材料確保」それこそが私達に出来る最大の復興支援策と信じています。

 
 

笑福

東日本大震災に際しまして、被災されました全ての皆さまに心からお見舞いを申し上げます。大阪にいる私達がどれだけ恵まれた環境下で暮らさせてもらっているかを常に思い続けておりまして、報道番組を見る度に心が痛み続けております。
昨日、得意先の経理担当をされているお客様と一緒に、今年6月から設置が義務化される火災報知機をすすめて参りました。商品的な説明を私が担当させてもらったのですが、経験を重ねる度にすすめるべきポイントがはっきりしますので、自己啓発にもつながり、良い時間を共有させてもらえて良かったんです。
夕方前に私が普段からお世話になっております不動産店の社長とお話させていただく機会をいただき、久しぶりの再会に心が躍る感覚だったのですが、その女性社長はいつも笑顔で私を迎えてくださって
「大和さんとお話するのはとても緊張しますわ・・・」
と言いながらも、とても真剣に話を聴いてくださいました。しかも笑顔がいつも素敵な方ですので、
{笑う門には福来るってほんまやなぁ・・・}
と思わせていただきました。U社長に感謝申し上げます。
一緒に同行させていただきましたお客様も、工務店として真剣に奨めていくべき商材を得意先に伝達されておられる姿を隣で見させていただき、それぞれの役割を達成する為に努力する事はとても素晴らしい事だと教えてくださいました。私に出来る事をこれからも真剣に実施していく所存ですので、これからもよろしくお願いします!という気持ちが強くなりました。
昨日は卒業式が多い一日だったようですね。私の母校である小学校にお邪魔したら、先生と生徒が泣きながら一緒に写真を撮っている姿が印象的でした。別れのあとには出会いがある・・・その繰り返しで人は大きくなるものですね。
今朝は埼玉の同志である材木店社長とお話が出来て、少し気持ちが落ち着きました。まだまだ寒い日は続きますが、現地で作業を継続しておられる方々への敬意と、一日も早い復興を願い日々避難所で生活をされておられる皆さまに対し、重ねてお見舞い申し上げます。
明日はブログをお休みさせていただきます。

 

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